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伊勢のしめ縄の飾り方とは?伊勢地方独特の風習と意味

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お正月にしめ縄を飾る家は多いと思います。1年の始まりに新しいしめ縄を飾り、良い運気を迎え入れようというしきたりですが、「伊勢注連縄」と言うしめ縄をご存知でしょうか?しめ縄は知っていても「伊勢注連縄」と言う独特のしめ縄についてはどんなご利益があるのかどんなものなのか知らない人も多いと思います。そこで今回は伊勢独特のしめ縄について、購入方法や飾り方、注意点などをお伝えしていきます。

 

目次

1.伊勢しめ縄とは?

三重県にある伊勢地方では「伊勢注連縄」と言うしめ縄を厄除けとして飾るのが古来からの伝統となっています。通常のしめ縄はお正月に玄関に飾ると言うのが一般的ですが、お正月過ぎると処分することが多いと思います。しかし伊勢のしめ縄は1年中飾ります。最初にしめ縄の由来についてお伝えしていきます。

 

1-1.伊勢注連縄は厄除け

須佐之男命が伊勢地方を通った時に暴風雨にあい、助けてもらったお礼に「疫病が襲うから家の周りを芽垣で囲うように」と伝え「悪病が流行したら「蘇民将来子孫家門」と書いて木札を注連縄で飾り厄除けにするようにと伝えた。それが始まりで伊勢地方では1年の始まりのお正月だけではなく厄除けとして1年中飾るようになったと言われています。

 

1-2.悪霊を入れない家内安全守り

注連縄は天照大神が天の岩戸から現れたときに再び中に入れないように入り口に縄を張ったのが始まりだと言われています。神聖な場所であると言うことを示すために、神棚や神社に飾りますがお正月に門松とともにしめ縄をするのは家に悪霊が入らないように家内安全を願って行うしきたりとされています。伊勢の地方では不幸を除ける意味でしめ縄を飾ることも多いです。

 

1-3.伊勢はパワースポット

伊勢地方は1年を通してしめ縄を飾る風習がありますが、伊勢神宮がある場所なのでその場所にいるだけでもパワースポットとして有名です。これは伊勢神宮があると言うだけではなく、所々にしめ縄が飾られたり1年中悪い鬼を家の中に入れないようにしていると言うところから、しめ縄を飾っていると言うだけで厄除けの効果が凄い場所でもあるといえます。

 

2.伊勢しめ縄の飾り方

次は、伊勢しめ縄の正しい飾りについてお伝えしていきます。同じしめ縄でも飾り方によって効果が変わってくるので見直して見ましょう。

 

2-1.玄関の外の上の方に飾る

玄関は人の気が出入りするところです。玄関で悪い気が入ってこないようにする役割があるので人のあたまが通過する真上の位置に頭に触れる近い位置に飾るのが理想的と言われています。家の外観に合わないようなものだったり、家族に反対されるようなら玄関の内側でも効果的です。靴を脱ぐスペースの壁の上の方が良いので、玄関の扉を開けた時に家の側面になるよりも正面に見える場所に飾ると効果的です。

 

2-2.1年飾ったら処分して新調する

伊勢注連縄はお守りやお札と同じく、1年の終わりには処分して初詣では新しいものを購入するようにしましょう。悪い気を吸収してくれ、邪気を払ってくれる役割のある伊勢注連縄に感謝の気持ちを込めて購入した神社やお寺に納めるようにしましょう。

 

2-3.12月28日頃から飾り始める

お正月に注連縄を新調する場合は12月28日頃に飾り始めるのが理想的とされています。29日は9という数字が「苦しい」を連想させるので縁起が悪いです。31日に飾り始めるのも神様に失礼とされるので避けた方が良いです。12月31日の早朝に神様がやってくるので31日に飾ると「注連縄がないということは神様を迎える気がない」と思われてしまいます。そこで神様も気を悪くしてしまうので、その前の28日頃に飾るのが理想とされています。

 

3.伊勢注連縄につける護符の意味

伊勢注連縄につける木札には様々な種類があるとされています。次は木札にはそれぞれにどんな意味があるのかをお伝えしていきます。

 

3-1.笑門

伊勢注連縄で1番多く見かける護符が「笑門」です。これは一般的には「笑う門には福来る」という意味ですが、他にも諸説あります。伊勢地方では「蘇民将来子孫繁栄」を略して「将門」としていましたが「平将門」という説もあり呼び方が紛らわしいので「笑門」にしたともわれています

 

3-2.千客万来

これは文字通り、たくさんのお客様に来て頂きたいという気持ちを込めて商売を営んでいる人には人気の護符です。商売をしている人だけでなく「たくさんの人で賑わう家庭」という意味や「たくさんのお客様がくる明るい家庭」にちなんでつける家庭も多いようです。「商売繁盛」という護符もありますが、いかにも商売人向けといった印象になってしまうので伊注連縄につける護符としては「千客万来」の方が人気が高く、見かけることが多いです。

 

3-3.蘇民将来子孫繁栄

この「蘇民将来子孫繁栄」はここ数年で人気が高くなっている護符と言えます。神話に基づいたもので蘇民家が「疫病が流行っても免れることができ代々栄えた」という言い伝えにあやかって1年中注連縄の護符として飾り、無病息災や疫病退散を願う家庭が多いようです。

 

4.しめ縄の種類

最後に伊勢注連縄に限らず、しめ縄にはどんな種類があるのかをご紹介していきます。一言でしめ縄と言っても様々な種類があるので参考にしてみてください。

 

4-1.ごぼう注連縄(しめ)

ごぼう注連縄は一般的に飾られることが多いしめ縄のことです。縄の左側が神聖、右側が俗性とされているので神様から見て左側に太い方がくるように飾るのが正しい飾り方とされています。人から見た時は右側に太い方がくるように飾るのが一般的です。

 

4-2.前垂れ・玉飾り

ごぼう注連縄に飾りがついたものを指します。西日本で主に飾られることが多いしめ縄で、太い方を右側に向けて飾るのが一般的です。これに対して東日本で飾ることが多いのが玉飾りと言われるものです。しめ縄を輪っかにしたものに飾りがついたものを指します。梅や椿、橙なども飾り華やかになっているものも多く販売されています。

 

4-3.輪飾り

輪飾りとは伝統的なしめ縄を簡素化し、細いしめ縄を輪っかにして飾りをつけたものを指します。

 

5.しめ縄の飾りの意味

次にしめ縄の飾りについてご紹介していきます。それぞれに願いや意味が込められています。

 

5-1.裏白(うらじろ)

裏白(うらじろ)は「シダ」と言われるラジロ科の植物のことで、「歯垂る」「齢垂る」にかけてご長寿を願う縁起ものとされ「1年無事に過ごせますように」という願いが込められています。

 

5-2.紙垂(しで)

紙垂(しで)は特殊な断ち方をした紙のことを指します。神聖な場所という意味をもっています。しめ縄に紙垂(しで)を飾ることでそこの場所が神聖な場所であることを意味しています。

 

5-3.橙(だいだい)

橙(だいだい)はしめ縄に使われることが多い柑橘類で「だいだい」を「代々」とかけているので「代々繁栄しますように」という願いが込められています。

 

5-4.ゆずり葉

ゆずり葉は神聖な葉とされていて「子孫が繁栄しますように」という願いが込められているとされています。

 

6.まとめ

今回は伊勢注連縄についてお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?1年中注連縄を飾るというと珍しいイメージがありますが、それによって邪気を払い運気が高まってパワースポットとなっているのですね。どんな意味があるのかを知り観光してみるのもおもしろいですね

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この記事を書いた人

占いメディア「占いちゃんは考えた」を制作するための占い記事の材料倉庫。色んな占い好きの方に占い記事を書いてもらいました。占いちゃんは考えたでは、こちらの内容をヒントにオリジナル記事を書いていきます。ぜひお楽しみに!

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