ガジュマルに宿る妖精、精霊の存在とは?沖縄に伝わる幸福の精霊「キジムナー」

観葉植物が好きな人にガジュマルは人気が高いです。葉っぱが丸い観葉植物は、運気が高まると言われガジュマルは神秘的で縁起の良い樹と言われています。このガジュマルですが観葉植物としても人気がありますが、実は精霊が宿ると言われていることをご存知でしょうか?今回はガジュマルの木に宿ると言われる精霊についてお伝えしていきます。

 



1.ガジュマルの木とは

ガジュマルの樹は観葉植物の中では育てやすく人気が高い樹です。神秘的で「精霊の宿る樹」と言われ、丸い葉から柔らかい雰囲気が伝わります。「幸福の木」「幸せを見守る樹」とも言われ、枝が下に垂れないことからも幸福を象徴していると言われます。また、ガジュマルの木の根っこはタコの足に似ていることからタコ→多幸→幸せを呼ぶ樹と言われるようになりました。生え方、根っこ、幹、枝などあらゆるところを見ても幸福を象徴する樹ということも人気の理由といえます。

 



2.ガジュマルは生命力に溢れる木

ガジュマルの木の花言葉は「健康」です。そしてガジュマルは幹や枝が根っこから飛び出すのが特徴の樹です。この根っこから枝や茎が飛び出すのは、とても生命力が強い証拠でもあります。アスファルトやコンクリートを突き破るほどのパワーがあり、それが生命力を感じさせます。健康で生命力に溢れる樹となれば人気になるのも伺えます。観葉植物の人気の理由としては室内で観葉植物を育てると枯れてしまうと言う人もいると思いますが、ガジュマルの木は生命力が強く部屋の中で育てても枯れにくいと言うのも人気の理由の1つです。

 



3.ガジュマルの樹に宿る精霊「キジムナー」とは?

ガジュマルの木には妖精がいると言われています。ガジュマルの木に住む精霊は「キジムナー」と言われていて、沖縄の代表的な精霊です。ここでは「キジムナー」の特徴についてお伝えしていきます。

 

3-1.キジムナーな赤い髪をした子供

キジムナーは「火の精霊」とも言われ、赤い髪をした人間の子供くらいの背丈の精霊です。キジムナーの目撃情報は多数あり、その見た目も諸説ありますが、赤い顔、赤い髪、体も真っ赤という全て真っ赤な子供と言われることが多いです。しかし、キジムナーは妖精や精霊と言われているので、見た目や年齢は自由に変えることができるという説もあります。また、キジムナーは沖縄に語り継がれる精霊ですが、地域によって伝承が異なります。妖怪とは違い、妖精や精霊と表現されることが多く、普段は見えていないだけで、人間の生活に溶け込んで生活しているようです。

 

3-2.結婚して家庭を持つキジムナーもいる

キジムナーは子供と言われていますが実はキジムナーには性別があり、結婚したり子供を授かったりして人間と変わらない暮らしをしていると言う説もあります。キジムナーは人間らしい生活を送っているものもいるそうで男性の前には女性のキジムナー、女性の前には男性のキジムナーが現れると言われています。精霊や妖精と言われていますがとても人間らしい生活をしていると言われることが多いです。明らかに妖精や精霊のような存在ではなく、人間に近く人間の生活に溶け込んで生活をしている様子です。

 

3-3.キジムナーは魚が好きでタコが苦手

キジムナーの大好物は魚介類と言われ、中でも魚の目玉が大好きで、港で目玉がない魚を見るとキジムナーに食べられたと言われます。キジムナーと仲良くなり、一緒に漁に出ると大漁になるとされ、漁師たちは繁栄すると言われます。ただ1つ問題なのは一緒に漁に出ると魚の目を全て食べてしまうので、一緒に漁に出ると全て目がない魚となってしまう可能性があります。反対にキジムナーの大の苦手は「タコ」です。人間のオナラも大の苦手で、タコを投げると一目散に逃げていくと言われています。人間のオナラの匂いも大嫌いなので、匂いを嗅ぐと嫌がらせや仕返しをされるという言い伝えもあります。

 

3-4.キジムナーは怒らせると怖い

キジムナーは人間に害を及ぼさない妖精と言われていますが一度怒らせると仕返しされると言うのは有名で、気に入らないことをすると足首をつかんで海で溺水をさせる、家から出られないように焼死させられる、土をご飯に見せかけて食べさせる、狭いところに人間を閉じ込める、など恐ろしい仕返しをされる、と言われます。しかし、これはキジムナーが嫌がることをした場合の仕返しなので、基本的には嫌がることをしなければこういったことをすることはありません。キジムナーが嫌いなタコを投げる、住んでいるガジュマルの木に火をつける、などをすると怒るそうです。キジムナーではなくても人間でも嫌だと思うことをしなければ大丈夫です。

 

3-5.キジムナーは福を呼ぶ精霊

そんな怒らせると怖い仕返しをするキジムナーですが、一緒に漁に出ると大量になる漁師の家は栄えるなどと言う言い伝えがあるので、本来は幸せを呼ぶ精霊です。嫌がることをしなければフレンドリーで人間らしい生活を送っている妖精なので喜ぶようなことをしてあげればたくさんの幸福が訪れます。ガジュマルの木を大切に扱い、優しく接したり、仲良くすると仕事が成功したりお金持ちになると言われていて、健康になり、生命力に溢れるガジュマルに存在する精霊と言われるだけの事はあります。ガジュマルの木を育てることも福を呼ぶことになります。仲良くすると言うと難しいかもしれないですがひと目見ることができたり会うことができれば幸運が訪れるとも言われています。

 



4.キジムナーに会う方法とは?

最後にキジムナーに会いたいときにおすすめのスポットや呼び寄せる方法をお伝えしていきます。必ずしも会えるとは限りませんが、会えるかもしれないと言うスポットを巡ると言う事は幸せが訪れやすいスポットに行くことになるので行くだけでも幸運が訪れるかもしれません。また、呼び寄せることができると言われる方法もお伝えしていきます。

 

4-1.ガジュマルか生い茂る場所に行く

沖縄では特にガジュマルの木には妖精や精霊が宿ると言われています。そのためキジムナーが住処にしているガジュマルの木が生い茂る場所には、精霊であるキジムナーがたくさんいると言われています。沖縄北部にある「大石林山」はパワースポットですし、沖縄南部の「ガンガラーの谷」「斎場御嶽」は緑がたくさん生い茂るガジュマルの森です。日の光がわずかにしか差し込まないエリアなので、神秘的で妖精であるキジムナーに遭遇できそうな雰囲気が漂っています。

 

4-2.ガジュマルの木を育てて大切にする

キジムナーはガジュマルの木の精霊です。子供の頃からガジュマルの木を大切に育てていると、キジムナーに気に入られて出会える可能性が高いと言われています。嫌がることをして嫌われると二度と会えることはありません。キジムナーは人の心が読める精霊なので、一度怒らせてしまうと、その後どんなに会いたくても会うことはできません。ガジュマルの木を大切にする人に懐いてくれるそうなので、キジムナーにいつの日か会いたいと思っている人はガジュマルを大切にすることをおすすめします。

 

4-3.キジムナーを呼び寄せる方法

沖縄の子供達は、キジムナーを呼び寄せる遊びをします。その方法は、静かで薄暗い場所に円を描き、白い粉(小麦粉など)を敷きます。その円の真ん中にお線香を立てて火を灯します。呪文を唱えて20秒隠れて待ちます。すると、円の中にキジムナーの足跡がついていると言われています。また、夜中に口笛を吹いたり、体調が悪いときにガジュマルの木の近くに行くと会いやすいと言われます。大人になってからよりも子供の頃に遭遇したことがあるという人が多いと言われます。子供の方が遭遇しやすいですが、大人になっても会える可能性はあるので会いたい時には試してみても良いですね。

 



5.まとめ

今回はガジュマルの樹に宿る精霊「キジムナー」についてお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?ガジュマルの木は幸福の樹とも言われ人気が高いので、大切に育てているといつの日か「キジムナー」に会えるかもしれませんね。幸運が訪れる「キジムナー」に人生の中で会えたらラッキーですね!



占いちゃん

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