体のどこかから白い細い長い毛が生えた経験がある人は多いのではないでしょうか?これは宝毛と言われる毛で別名福毛とも言われている毛なんです。生えてくると縁起が良い、福を運んでくれる、幸運が訪れる、などというラッキーなメッセージが込められています。宝毛(福毛)は色々なところに生えてくるので、気になって抜いてしまう人もいますが、果たして抜くことが良いのでしょうか?今回は「宝毛(福毛)」について縁起が良いと言われる理由や、生えてくる場所による意味についてお伝えして行きます。
1.宝毛(福毛)とは?
宝毛や福毛と呼ばれているものは幸運を呼び込むと言う意味や、福をもたらしてくれる証として古くから知られています。宝毛は周りに生えている体の毛と比べて1本だけ色が白く、透明に近い色をしています。周りの生えている毛とは明らかに毛質が違い、3cmから長い時は10cm程度になることもあると言われています。色素が薄く白に近いので黒い毛に紛れていると見つけにくいものですが、明らかに他の毛と違うのでこれが宝毛(福毛)だなというのがわかりやすいと思います。髪の毛の中に生えている白髪とはちょっと違い、独立して1本だけ生えていることが多いです。仏様の額にある白い毛が丸まったもののことを「白毫(びゃくごう)と言いますが、これは神通力を放ち人に幸せを与えると言われています。この略語と通じることもあり、福や幸運を呼ぶものとして知られています。