狐の嫁入りは幸運の知らせだった!縁起がよいと言われる理由とは?

日差しが差していて天気がいいのに雨が降る現象を「狐の嫁入り」と言われていることをご存知でしょうか?狐の嫁入りと言うとなんだか不思議な現象に思えますし、なぜ天気が狐に関係するの?と不思議に思う人もいるかもしれません。これは古くから言い伝えられていることで、天気がいい日に雨が降ることを「狐の嫁入り」と言うのですが、なぜ天気が良い日に雨が降ることを「狐の嫁入り」と言うのか理由は知らないという人も多いと思います。そして「狐の嫁入り」は縁起が良いとも言われています。今回は「狐の嫁入り」がなぜ縁起が良いかということについてお伝えしていきます。



狐の嫁入りとは?

天気のいい日に雨が降るいわゆるお天気雨というものが「狐の嫁入り」と言われていますが、これは自然現象の一つと言われています。なぜお天気雨を「狐の嫁入り」と呼ぶかというと、日本人は狐が人を化かす生き物と考えられているからです。狐は神様や神様の使いと考えられており、狐を祀っている神社なども多くあります。そのため狐には不思議な力があると言い伝えられていて、晴れてるのに雨が降っている現象は、狐に化かされている気がするというところから狐の嫁入りと呼ぶようになったのが始まりです。さらに狐は神様の使いと呼ばれている事もあり、自然現象を操る能力があると考えられていました。それもありすごく天気が良いのに雨が降るということは狐が天気を操っていると考えられたそうです。



狐の嫁入りが縁起が良いといわれる理由

「狐の嫁入り」は狐が操っているとされ、不吉だと言われることもありますが、実は縁起がいいとされています。なかなか見ることができない珍しい自然現象だからという理由もありますが、他にも「狐の嫁入り」が縁起が良いとされる理由があるようです。次はその理由についてお伝えしていきます。

うれし泣きを意味しているから

「狐の嫁入り」は晴れているのに雨が降るという現象なので、嬉し泣きと表現されることがあるようです。これは空が晴れている状態を嬉しいことがあった時と考え、雨は涙を意味しているので、嬉しいことがあって涙が出ているという現象に例えています。嬉し泣きをする状況は幸せな時や嬉しい時が多いので、結婚式などのおめでたい気持ちや嬉しい気持ちが極まって涙が出たというのを表しています。

雨が降った後に虹が出るから

「狐の嫁入り」は雨が降ることを表しているので、晴れている時に雨が降ると虹がかかることが多いです。晴れている時に雨が降るので、通常よりも虹ができやすい状態になっています。虹自体も縁起がいいと考えられ、七色という色も縁起が良いとされています。虹を見ると幸運が訪れることを意味しているので、お天気雨の後に虹を見ると願い事が叶ったり、幸運が訪れるということを表しています。「狐の嫁入り」を見ると幸運が訪れると言われている理由です。

豊作になるから

「狐の嫁入り」は豊作になるので縁起が良いということが多くの伝説で残されています。それは農業にとっては雨はとても大切な空からの恵みだからです。晴れていて太陽の日差しが降り注ぐことも大切ですが、晴れが続いた日の後の雨は天からの恵みと言われます。「狐の嫁入り」は神様からの加護がたくさん込められていると考えられ、いつも以上に豊作になると言われています。現代では農業はもちろん豊作イコール商売繁盛と言われているので、狐を祀ったお稲荷さんの神社には商売繁盛の祈願に行く人が多いのも頷けます。



狐の嫁入りの効果

「狐の嫁入り」は縁起が良い現象と言われていますが、どんな幸運が訪れるのでしょうか?次はどんな効果があるのかをお伝えしていきます。

金 運アップ

「狐の嫁入り」はスピリチュアル的な面から見ると金運が上昇すると言われています。これは「狐の嫁入り」で雨が降るとエネルギーを浄化してくれると考えられているからです。お金のエネルギーを浄化してくれるので美しく高いエネルギーが集まると言われています。自分自身もマイナスのエネルギーから浄化され、お金を引き寄せる力がアップします。心が浄化されるので誰かの為にお金を使ったり良いお金の使い方をさせてくれます。

人間関係が良好になる

「狐の嫁入り」に遭遇すると人間関係が良好になると言われています。これは「狐の嫁入り」で雨が降ることにより人間関係の悪い気やマイナスのエネルギーを浄化してくれるといわれているからです。雨で浄化されると太陽のパワーも吸収することができ、人間関係や対人運が一気にパワーアップすると言われています。職場や恋愛、家族などの人間関係で悩んでいる時に「狐の嫁入り」に遭遇したら今悩んでいる人間関係の悩みが解消するよ、と言うメッセージでもあります。



狐の嫁入りの伝説

「狐の嫁入り」は各地方でさまざまな伝説が残されています。村人が夜、たくさんの鬼火が行列を組んで山を登って行くのを目にしました。真っ暗な山の中を人間が出歩くはずがありません。その山の頂上には狐を祀った御社がありました。その時、村人はお社に祭っている狐の神様のところにお嫁さんが来たのだと考えたようです。夜に山に登るとキツネの神様のお嫁さんとして連れて行かれてしまうと言い伝えがあり、絶対に夜に近づいてはいけないと言われるようになったそうです。ここでは「狐の嫁入り」に関する伝説をご紹介していきます。

天気雨はウカノミタマの神様の力

昔、毎年できたお米をウカノミタマの神様に捧げるという風習がありました。しかしお米ができなければお供えすることができません。そこで困った村人はウカノミタマの神様に毎日お祈りを捧げました。するとウカノミタマの神様の使いである狐が突然現れ、空に向かって鳴き声をあげたら天気が良かった空に突然雨が降ったと言い伝えられています。その年はいつも以上に豊作になったといわれています。狐が不思議な力で天気を操ったことが伝えられている伝説です。豊作になるという伝説なのでやはり縁起が良いということがわかります。

狐火の伝説

「狐の嫁入り」には天気雨以外に「狐火」という伝説もあります。これは暗闇に連なって歩く不思議な炎のことで狐火は日本各地に伝説が残っています。昔は嫁入りは夕刻に行われ、人々が提灯を持って列を連なって嫁ぎ先に向かったと言われています。嫁入りの予定がないはずの日に見える炎の列を人々は不思議に思い「狐の嫁入り」に違いないと考えられたといわれています。遠くから明かりが見えるのに近づくにつれて見えなくなる不思議な現象を狐に化かされたと思ったそうです。「狐」と「嫁入り」は形が変わっても伝説として伝わっているようです。



世界各地に伝わる狐の嫁入り

「狐の嫁入り」のような天気雨に関する伝説は日本だけでなく世界各国に言い伝えられていると言われています。マレーシアでは、日本と同じく「狐の嫁入り」と言い、韓国では「キツネの雨」というそうです。スリランカでは「キツネの結婚式」など天気雨と動物の結婚を結びつけるものが世界でも多いようで、狐の雨はもちろん韓国では「虎の結婚」などとも言われているそうです。晴れた空から雨が降ると言うことが不思議な現象だと思われているのは世界共通のようで、化ける狐の仕業に重ね合わせているところなども神秘的な現象だと言えます。



まとめ

今回は「狐の嫁入り」は縁起が良いということについてお伝えしてきましたがいかがでしたでしょうか?「狐の嫁入り」は見ようと思って見られる現象ではなく、偶然遭遇できたらラッキーという現象です。珍しく貴重なことから縁起が良いと言われているようです。日本では少し不気味な伝説という雰囲気もありますが、これからは「狐の嫁入り」を見るときのイメージが変わりますね!



占いちゃん

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